今日は本の紹介をさせていただきます。

9割の中間管理職はもういらない」 佐々木常夫

Amazonのリンクを貼っておきますので、
購入を希望される方はぜひどうぞ。

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この衝撃的なタイトル、
中間管理職である私にとっては読まないわけにはいかないと思わせるには十分です。
非常に興味をそそられます。

実はこの本、以前にも読んだことがあるのですが、
とても良い本だったのでもう一度読んでみました。
とてもわかりやすい本で、文字数もそれほど多くないので
さらっと読むことができます。

管理職を経験したことがある人であれば誰しもが
「管理職の仕事って何だろう?俺って役に立ってるのかな?」
という疑問というか不安を感じたことがあると思いますが、
この本をザクっと要約するならば、

中間管理職は中間管理職の仕事に徹しなさい

ということだと思います。

あれ?中間管理職はいらないって言ってるのに、
結局中間管理職は必要なの?
って思われたかもしれませんが、
当然のことながら会社組織を維持していくためには中間管理職は必要です。

じゃあ、なぜ9割もの中間管理職がいらないと言っているかということですが、
本書では中間管理職がいらないというよりは、
残り1割の必要な管理職にならないといけない、ということを主張されています。

本書では中間管理職の最も重要な仕事は2つあると言っています。

  • 新しいビジネスを生み出せるチームを作ること。会社から求められている成果を出すこと
  • 成果を出すためにメンバーが強い意欲をもって取り組める環境を整えること

この2つです。

この2つの重要な仕事をやっていない管理職が9割のいらない管理職であり、
これらの仕事をすることで必要な1割の管理職になりなさい、
ということを主張されています。

いかがでしょうか?
自分の上司はこれら2つのことを実行しているでしょうか?
また、自分が管理職のポジションにいる方は、これらのことを実行できていると
自信をもって言えるでしょうか?

私は・・・そうありたいとは思っていますが、
実際にできているかというとあまり自信はありません。

「ブルシット・ジョブ」
という書籍が本書の中でたくさん引用されています。

これもリンクを貼っておくので興味のある方はどうぞ。
とても分厚い本です。
私も挑戦してみましたが、途中で挫折してしまいました。
どうも私は洋書が苦手なので・・・

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この本の中でたびたび出てくる「ブルシット・ジョブ」とは、
やっている本人ですら無意味だと思えるほどの社会に対して何の役にも立っていない仕事、
のことです。

例としていくつかの仕事を挙げていますが、
その一つとして、タスクマスターという仕事があります。
これは、他人に仕事を割り振るだけの仕事のことであり、
これが9割の中間管理職にあたると述べられています。

  • 何か仕事をやってるっぽいんだけど、自分のところには何も降りてこない上司
  • ただ単に報告資料のチェックをしているだけで、何も教えてくれない上司
  • コミュニケーションの機会もほとんどなく、特に役に立つフィードバックをしてくれない上司
  • こんな仕事なんていらないのに、この人がいるがゆえに発生しているのでは?と思うくらい仕事を増やす上司

こういう上司、中間管理職のことをタスクマスターとして紹介しています。
すみません、私はかなり明確にある特定の人を想像しながら書いていますが🤣
私の周りにもいますし、皆さんの周りにもいますよね、こういう上司。

おそらくですが、組織を作る際にはそれぞれの部署に対して役割を求めると思います。
その役割を全うしてくれる人をその部署に置きます。
つまり、それが管理職ですよね。

ただ、私が思うに、ただそこに役職があるから就いているだけじゃないの?
と言いたくなる人がいて、
その人に許可やハンコをもらわないと先に進めない、というようなことがよくあります。

別にその人が許可してもしなくても影響はなさそうなのに、
そこにいるからハンコをもらわないといけない。

そして、そこにいる管理職も、そこにいるから何か言わないといけない、
何か指示を出さないといけない、という感覚になっているのではと思わざるを得ません。

本来は何かしらの機能を果たしてもらうためにある部署であり、役職であり、管理職であるはずなんですが、
機能を果たすどころか、それがあるがゆえに仕事が増えている。
つまり、本来はやらなくてもいいのにやらざるを得ない。

本末転倒であり、まさに『ブルシット・ジョブ』ですよね。

本書ではこのようなブルシット・ジョブしかやらない中間管理職を強く戒めています。

中間管理職のみなさん、いかがでしょうか?

私は今、課長職にありますが、直属の上司である部長との折り合いが悪く、
しんどい思いをしました。

部長本人が悪いわけではないのですが、
今の組織構成上、私の仕事の成果をほとんど確認しない立場にいました。
つまり、ほとんど仕事の接点がないわけです。

は?上司なのに部下の成果を確認しなくていいとかありえるの?

って思われるかもしれませんが、そんなことがまかり通るような変な組織構造になっているんですね。

部長との接点は、ほぼ定期的な報告会だけ。
そこで少しでもまずい報告があるとギャーギャーと騒ぎ立てる。
決裁を通す時や予算を組む時は部長の許可をもらわないといけない。
自分たちの業務遂行状況をよく把握していないから、全然違うことをたまに、
いや、ほぼ100%毎回言うわけです。
それなのに、そこにいるからハンコをもらわないといけない。

言われた宿題を実行しないといけない。
変なことを言ったとしても、それを検討しないといけないし、
検討の結果を報告しないといけない。
だってそうじゃないと先に進めないんですから。

繰り返しますが、今の組織体系を作ったのはその部長ではないので、
部長本人が根っから悪いわけではないとは思うのですが、
まさに
「特に必要ないのにそこに役職があるから、そこに人がいるから発生している仕事」
ですよね。

うん、しょうがないね。
部長が悪いわけじゃないんだから、彼を責めても仕方がないよね・・・

と思えない理由が、部長が中間管理職の2つの要件である

  • 会社から求められている成果を出すこと
  • 成果を出すためにメンバーが強い意欲をもって取り組める環境を整えること

を遂行しようとしてくれていないからなんです、残念ながら。

その部署が持つ機能を果たして成果を出すためには
もっといろんなことをやらないといけないのですが、
自分が興味あることにはマイクロマネジメント全開で口を出してくるくせに、
部署間での調整をお願いしても

「俺が話しても仕方がないだろ」

とか、

「それはお前(私)の仕事だ」

としか言わない。

つまり、組織としての成果を出している、出そうとしているとはとても思えませんでした。

また、本人が意識しているかわかりませんが、

「だってしょうがないじゃーん」

という言葉をよく使うんですよね。
私がお金に困っていたり、新しいことにチャレンジしたいからと相談しても、

「お前はいつも欲しがるけど、今ある中でやっていくしかない」

ということを言われ、まともに悩みを聞いてくれることもありませんし、
苦しみに寄り添ってくれることもありませんでした。
エンゲージメントを高める努力もしませんし、部下の成長を促すこともほとんどしてくれなかったと思います。

このような状況を考えると、
部長本人がそのポジションの無意味さを自覚しているとしか思えませんでした。

これを『ブルシット・ジョブ』と呼ばずして、何をそう呼べばいいのか。

すみません、愚痴がかなり多くなってしまいましたが、
私は部長と会話をするたびにいつもこの『ブルシット・ジョブ』という言葉を思い浮かべてしまうので、
紹介させていただきました。

私も中間管理職の一員ですが、
はっきり言って中間管理職にはみなさんが思うほど権利も自由もありません。
もっとやりたいこともあるし、おかしいと思うこともしょっちゅうある。
それでもやらないといけない仕事がたくさんあります。

プレイヤーとしてのしんどさももちろん理解していますが、
自分で動けることや、最後は誰かのせいにできるということがどれだけ楽なことか、
と思うこともしょっちゅうです。

そんな中でもやはり気をつけないといけないことは中間管理職の仕事に徹すること、
つまり、

  • 新しいビジネスを生み出せるチームを作ること。会社から求められている成果を出すこと
  • 成果を出すためにメンバーが強い意欲をもって取り組める環境を整えること

この2つに関連する仕事以外は無意味であるというくらいの気持ちで 仕事に臨む必要があると思っています。