旅/お出かけ

世界に誇る紙幣製造技術 でも電子マネーの前では・・・

こんにちは。かこかと申します。

最初に簡単な自己紹介をさせてください。

  • 大手企業の生産技術を研究/開発する部署の課長
    金属切削の製造技術歴 約20年
  • 上司と部下の人間関係を中心に仕事のことを書いています
  • インドネシア駐在経験あり。インドネシア語検定C級持ってます
  • 小さくてもいいからガッツポーズができる人生を目指しています
  • 好きな食べ物は天津甘栗です

https://www.shibakin.com/self-introduction/

今回は紙幣に見る技術の本質について考えてみたいと思います。

私がインドネシアにいた時の話ですが、会社からの給料をアメリカドルでもらっていました。

また、インドネシア以外の国に出張に行くこともそこそこありましたので、
外貨を両替する機会がけっこうあったんですね。

その時のことを思い出しながら書きたいと思います。

  1. インドネシアの両替所での出来事
  2. 貨幣製造技術が高いことは誇れることなんだけど・・・

インドネシアの両替所での出来事

一言で両替と言っても実は通貨によって結構差があること、知ってましたか?

ベトナムに出張するために両替所に行った時のことです。

インドネシア・ルピアからベトナム・ドンに両替しようとしていたわけですが、
両替所に行く前にインターネットでレートを調べていたので、だいたいこれくらいのお金が戻ってくるだろう、と想定していました。

これまでは円をルピアに交換する時はほぼネットのレートと同じくらいだったので、
今回も同じだろうと思って何も考えずにルピアをドンに交換したら、
戻ってきたお金が想定よりもかなり少ない。

インドネシアでは店側が計算を間違えることもよくあったので
(わざと間違える輩もいますし)、
今回も計算間違いだと思って詰め寄りましたが、
「あなたが言ってるのはネットのレートでしょ?
それ通りに換金できるわけではないですよ」
というようなことを言われ、全然取り合ってくれません。

私も、そんなはずはないと言って何度も粘りましたが交換したレートから変えてくれませんでした。

元に戻すこともできず、結局は泣き寝入りです。

それはルピアもドンも世界的に見て価値が低いからですね。
今から思えばそれも当然のことなんですが、それを知らなかった私は損をしてしまったわけです
(おそらくですが、自分が持っていた円かドルをベトナムの空港か両替所でドンに
交換するのが正解だったと思います)。

価値が低いお金は両替商も持っていたくない。
だからネットで見たレートよりもかなり低いレートでしか両替してくれないんですよね。

そんな中でもやっぱりドルと円は優等生。
どちらもいつでもほぼレート通りで両替をしてもらえたので、
そんな時は、あー日本人で良かったと思う瞬間でもありました。

貨幣製造技術が高いことは誇れることなんだけど・・・

ドルと円は信頼度も高いので、両替する時に特に問題になることはなかったのですが、
その中でも円に対する信頼は高かったです。

通貨としての信頼性というのはドルの方が高いのだとは思うのですが、
ドルの場合は偽札が流通している可能性があるらしいんですね。

日本の紙幣ではお目にかかったことがない乱丁もドル紙幣ではあるようで、
そういう場合は偽札と疑われて両替してくれないこともあるそうです。

なので、現地の人たちにとっては日本円が一番喜ばれました。

日本の貨幣製造技術はかなり高いと思います。

以前、電子マネーが日本で普及しにくいという話を記事にしましたが、
貨幣技術の高さが逆にあだとなってしまって普及しないという側面もあるようです。

なぜ便利を拒んで不便を好む? 日本のサービス普及の遅さこんにちは。かこかと申します。 最初に簡単な自己紹介をさせてください。 大手企業の生産技術を研究/開発する部署の課長...

中国や東南アジアの国で電子マネーがすごい勢いで普及したのは、
紙幣に対する信頼度が低かったから、というのもあると言います。

インドネシアにいるとそれはよく理解できます。

貨幣製造技術が高く、通貨としての信頼性が高い。
それは日本国民としてとても誇らしいことであるのは間違いないです。

ですが、一方でもし中国や東南アジアのように電子マネーが普及してしまったら、
貨幣技術というのは要らなくなってしまうわけですよね。

せっかく労力をかけて築き上げてきた技術も、電子マネーの前では無用の長物になってしまうんです。

つまり、経済において紙幣というのは本質ではない、ということだと思います。

貨幣というのは物をやり取りした証であるというのが本質であり、
紙幣はその手段に過ぎない。

ゆえに、主役が変わってしまうとその手段である紙幣の製造技術もいらなくなってしまうということです。

紙幣はおそらく少なくなってもなくなることはないと思いますが、
ほとんど使わなくなってしまった紙幣を作る技術を誇っていても仕方がありません。

海外の人に言わせれば、
はぁ?紙のお金なんていつまで使ってんの?
と言われてしまうかもしれませんよ。