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配属ガチャはなぜ起こる? 新入社員配属の決まり方

かこか
かこか

こんにちは。かこかと申します。

最近、就職活動中の学生さんと接する機会がありました。

意中の企業をすでに決めている人やまだ決めきれずに迷っている人。

いろんな段階の人がいましたが、学生さんにとって気になるのが自分がどんな仕事をすることになるのか、ということだと思います。

大手と呼ばれる企業は新卒一括採用のところが多く、その場合、会社に入ってから自分が働く場所が決められて配属されます。運よく意中の企業に入れたところで、配属運が悪いと自分が思ったような仕事ができない可能性は十分にあるわけです。

最近は会社側と学生側のミスマッチが起こらないように(配属希望がかなわなくてすぐにやめてしまうことを防ぐためだと思いますが)、職種別採用方式を採る会社も増えてきていると思いますが、やはり主流は一括で採用し、その後配属されていく方式なのではないでしょうか。

今回は私が見てきた中でどういう人が配属希望が叶うのか、という内容について書いていきたいと思います。

配属希望が叶うのはこんな人

意中の企業であってもそうでなくても、入社が決まった後の一番の興味は、自分がどこに配属されるか、ということだと思います。

大手企業の場合、入社後数か月の新入社員研修を受けることが多いでしょう。その期間中に面接やアンケートなど、何らかの方法で配属希望を調べられることになり、その後に配属が決まっていく、というパターンが多いと思います。

配属が発表されると、自分が希望した部署に配属されて喜ぶ人もいれば、まったく希望していなかった部署に配属されて落ち込んでいる人もいます。新入社員の間では、配属面接での受け答えがまずかったから希望の部署に配属されなかったのかな、とか、俺が希望の部署に配属されたのはアンケートに第一希望しか書かなかったから熱意が認められたんだ、とか、なぜ希望がかなったのか、かなわなかったのかが分析されていきます。

ですが、私が思うに、本当の意味で自分の配属希望が叶う人というのは、
会社が力を入れている分野、これから伸ばしていきたいと思っている分野と、大学などで専攻していた分野が一致する人だけです。

本当の意味で、と書きましたが、何を言っているかというと、面接やアンケートで自分が書いた希望と実際に配属された部署が一致した人というのは、希望が叶ったというよりはたまたま運よく希望が叶ったように見えるだけだと私は思っています。

希望通りの配属になった人は、自分が面接で上手に訴えたからだ、といった感じでポジティブに分析すると思いますが、ほとんどの場合、面接でうまく話せたからとかは関係なく、たまたまそうなっただけだと思います。そうでなければ、全然希望していなかったにも関わらず人気の部署に配属されるという人が出てくるはずもないですが、実際にはそういう人もたくさん存在するからです。

会社がしっかりとその人の専攻や知識などを考慮し、その人の希望している分野に配属されている人、つまり相思相愛で配属が決まる人というのは、前述のような人だけだと私は思っています。

会社が意思を持って採用、配属を決めた人以外は、会社の主要事業に配属されていくだけです。私も管理職になってから何人か受け入れをしたことがありますが、1月頃の時点で「今年の配属は〇人です」という形で連絡を受けます。つまり、新入社員が入社する前、配属面接などを行う前から人数が決まっているわけです。したがって、あとはあらかじめ決められた人数に従って配分していくだけだと思われます。

考えてみれば当たり前だとわかりますが、会社は学生一人一人を見ているわけではありません。どんな特技を持っていて、どんな性格かもわからない学生を適性のある部署に配属することなんてほぼ不可能でしょうし、全員の希望を叶えていたら人気の部署に人数が偏ってしまうので、会社の機能を維持できません。まことしやかにささやかれる配属希望対策情報を集め、忠実に実行してもほぼ無駄でしょう。

私の場合をお話しすると、私も希望した部署には配属されませんでした。私の会社は新人研修期間中に配属希望アンケートが取られ、それを基にして配属面接が行われます。後になってわかったことですが、配属面接の面接官はけっこうな偉いさんでしたし、自分が配属を希望する分野の偉いさんでした。

私は当然自分の希望を伝えました。はっきりとは覚えていませんが、そこ以外は考えていません、というくらいの熱意を持って主張したと覚えています。

面接は3人くらいで同時に行われたのですが、その3人ともが希望しない分野、かつ、同じ工場生産技術に配属されました。当時は、面接とか言ってるけどもともと決まってたのではないか、熱く語り過ぎたからうっとうしがられたのではないか、などと分析をしたものですが、いずれにせよ、面接の内容なんてほとんど考慮されていなかったんだと思います。

いわゆる配属ガチャというやつだと思いますが、正直、これはあれこれ考えても仕方のないことだと思います。希望が叶う叶わないに関わらず、自分が配属された部署で頑張ってみるのもよし、あくまでこだわりを通すために転職をするもよし。

私が働いていた工場生産技術というのは、どこの会社でももっとも希望が少ない配属先でしょう。ですが、私のように希望しない工場生産技術に配属され、ずっとイヤイヤ仕事をしてきたのに、今では誇りに思いながら働けている人もいるので、あとは自分の判断次第、ということかと思います。

かこか
かこか

最後に自己紹介をさせてください。
私はこんな人です。

  • 大手企業の生産技術を研究/開発する部署の課長
  • 金属切削の製造技術歴 約20年
  • 上司と部下の人間関係を中心に仕事のことを書いています
  • インドネシア駐在経験あり。インドネシア語検定C級を持ってます
  • Twitter、noteもやってます https://twitter.com/Shibakin_2019
  • noteで高周波焼入れに関する記事を書いています
高周波焼入れについてのノウハウをnoteで公開します Twitterでも配信させてもらっていますが、高周波焼入れについての記事をnoteで書かせてもらっています。 すでに大部分...
自己紹介 はじめまして ご訪問いただきましてありがとうございます。 自己紹介させていただきます。 出...

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