仕事

人は環境で変わる この世を生き抜く最強の技術

今回は本の紹介です。

この世を生き抜く最強の技術  わび 著


 

著者のわびさんは元自衛官のエリートだった方です。

幹部候補生学校を卒業し、自衛官として勤務。
幹部上級過程をトップで終了、歴代成績優秀者として名を残すような、
まさにエリート街道をまっしぐらに突っ走っていた方です。

そんなわびさんですが、家庭の事情によって転属を希望しました。

自分が望む職場への転属が決まり、自分でもおっしゃっていますが、
明るい未来しか見えないほど、順風満帆の生活を過ごされていました。

ですが、この転属によって地獄に突き落とされます。

転属先でパワハラ上司に狙われてしまい、罵声を浴びせ続けられる毎日になってしまいました。

パワハラがきっかけで毎日数時間しか眠られないほどの激務に陥り、
さらには自分の子供の名前まで叱責されるほど干渉され、
最後には自動販売機で缶コーヒーを選ぶことすら怒られてしまうのではないかと思うようになってしまったそうです。

まったく、こんなパワハラ上司がなんでこの世に存在するのだと憤りを感じてしまいます。

この本ではタイトルの通り、この世を生き抜く最強の技術がたくさん書かれていますが、
私なりにこれが重要だと思える3つの項目に絞りました。

私もわびさんほどではないですが、いや、パワハラと言うほどのレベルではないかもしれませんが、
上司とうまくいかなった経験があります。

私が経験したパワハラ上司今日は最近読んだ本の紹介も含めながら パワハラについて書いてみたいと思います。 私は入社以来、特にパワハラで悩んだことはありませ...

また、今年に入って違う部署に異動したのですが、
そこでの経験も交えながらこの3つの項目を紹介していきたいと思います。

  1. 遊び心を持つ
  2. 一線越えてきた撃ちますよ
  3. とにかく走ってみる

遊び心を持つ

まず一つ目は、遊び心を持つ、ということです。
真面目に不真面目を演じる、とでも言えばいいでしょうか。

本書の中でも書かれていますが、パワハラを受けやすい人というのは仕事ができない人ではありません。
何を言っても反抗しないと思われている人がパワハラを受けやすいのだそうです。

特に、部下が優秀であるほど上司は自分の立場を守ろうとします。
部下の能力に嫉妬をする上司がいても不思議ではありません。

そういう上司に、能力は高いけど不器用でまじめな部下が付いたらどうなるか。

パワハラの標的になってしまう可能性は高まりますよね。

パワハラだけではなく、人間関係全般に言えることだと思いますが、
こいつは言ってもダメだな、と相手に思わせることが必要な時があります。

先述の上司のように、部下が自分の思ったように反応をするとどんどん調子に乗り、
パワハラがエスカレートしていくのだと思います。

真面目で不器用な人ほど相手の要望に応えようとします。
相手が望む自分になろうと努力をしてしまいますし、
なんとか望まれる成果を残そうと必死に努力をします。

そうなるとまさに相手の思う壺ですよね。

私と折り合いが悪かった上司のPさん(パワハラのPです)も同じようなところがありました。

Pさんには何人か部下がいたのですが、そのうちの1人にCさんという人がいました。

CさんはPさんとほぼ同じ年齢ですが、Pさんとはタイプの違う人で、
いわゆるキレ者です。
あまりCさんのことを良く思っていない人が多いのも事実でしたが、
頭の良い人であることは間違いありません。

そんなCさんはPさんのことをちょっと下に見ているところがありました。
Cさんは多少オブラートに包みながらもPさんに対して威圧的な態度を取ることがありました。

PさんもCさんの能力とそのような態度を恐れてか、Cさんのやることには何も言わなかったのです。

私はPさんに好かれようとしたわけではないのですが、
Pさんの指示に従おうとしました。
部下である以上、それは当たり前のことだとも思っていました。

また、Pさんは上司なので、困った時には力になってくれるものだと信じていたところもあります。

そんな不器用な私は、Pさんにとっては恰好の餌食に見えたのかもしれません。

私に対する態度は確実にCさんに対するそれとは別物でした。

私は真面目にPさんの指示に従おうと思っていましたが、今にして思えばもっと楽に接していればよかったなと思います。

もっと言うと、遊び心、誤解を恐れずに言えばもっとふざけた感じで仕事をしてもよかったのだと思っています。

仕事が進まないほどふざけてはいけませんが、
もしもっと柔らかく考えられていれば、Pさんからもあまり目を付けられなかったのかなと今になって思います。

一線越えてきた撃ちますよ

本書の中に「人は基本的にわかり合えないと思った方がラク」という一文があります。

人は誰しも、相手に自分を理解してもらいたいという願望があると思います。
人によってその程度に大小はあると思いますが、認められたいという気持ちがない人は
いないのではないでしょうか。

わびさんもいくら上司から叱責を受けても、
自分の努力が足りなかったのかもしれない
自分の能力不足かもしれない
と自分を責めたそうです。

わびさんは上司にすり寄ったわけでは決してないと思いますが、
自分を認めてもらいたかったのだと想像します。

そんなわびさんの純粋な思いを逆手に取りパワハラを繰り返す上司。

わびさんが言うには、このようなプライベートにまで踏み込んでくる人に対する対処法は1つ。

一線超えてきたら打ちますよ

の気概です。

メンタルダウンから復活された後は、ずうずうしい相手に対しても思いっきり反論するようにしたそうです。

私もPさんと何度か面談をしましたが、時々反論はしていました。

Pさんがまったく支援をしてくれないばかりか、あまりにも私に責任を押し付けてくるからです。

ですが、その反論がちょっと弱かったのかもしれない、という思いがあります。

中途半端な反論はわがままとか言い訳に捉えられかねません。

先述のCさんは、反論する時は短い言葉でズバっと反論していました。
それを言われるともうPさんは何も言えない感じになります。

Cさんはそういうところでも対応力が優れているのでしょうね
(繰り返しますが、Cさんはあまり人から好かれていません😁)

私も新しい部署に来てからは、自分から発言することを増やすようにしてみました。
相手からの発言に対して反応ばかりしていると気持ちが滅入ってきますので、
とっかかりとして会議でしょうもないことでもいいから発言しようと心がけています。

そうすることで、こいつは黙って聞いてるようなやつじゃないぞ、
ちょっとこっちも注意しておかないといけないぞ、
という印象を相手に与えることができるようになったと思っています。

とにかく走ってみる

最後の一つがこれです。

そうです、とにかく走ってみる、です。

なんじゃそりゃ?
と思われるかもしれませんが、これは本当に大事なことだと思っています。

わびさんが言うには、自衛隊の中でメンタルの調子が良い人ほどたくさん走っているそうです。

走ることとメンタルとどういう関係があるのか、
と思われるかもしれませんが、うつ症状の初期の人に運動を進めると
症状が改善されることが多いそうです。

走ると当然誰しも苦しくなると思いますが、肉体的な苦しみを感じてる時というのは
心の苦しみを感じなくなるものらしいです。

想像してみればわかると思いますが、心が苦しい時というのは静かな部屋で一人でいる時や、
夜寝る前だったりしますよね。

そういう時って体の痛みや苦しみを感じていないはずです。

走ることであえて体が苦しい状態を作りだし、それによって心の苦しみを忘れることができるのです。
それを繰り返していくと、重度でなければ心の苦しみを取り除くことができるのでしょうし、
日々走っていれば心に苦しみが蓄積される可能性を下げることができるのでしょう。

私もたまたまですが、新しい職場に異動した直後くらいからジムに通い始めました。

早くも効果あり ジム通い1週間 今年に入ってジムに通い始めましたので、この件について書きたいと思います。 走るのがつらい環境では走らない ...
サボることを認めてあげよう 習慣化するコツ今年に入ってから24時間オープンのジムに通い始めました。 https://www.shibakin.com/jim-running...

すでに2か月ほど通っていますが、今のところ決めたペースで100%通えています。

体を動かすことで当然体の調子が良くなりますが、それだけではありません。
言葉ではなかなか表現できませんが、頭が冴えてきたように感じています。

生活のリズムもできてくるし、定期的にジムに通って走ることは多くの効果をもたらしてくれると思います。

とりあえず走ってみる、というのは言葉以上に意味があると思っています。

というのも、ここまで言っておいてなんですが、必ずしも走らなくてもいいと思ってるんです。

要は、何か環境を変えてみるといい、ということだと私は思っています。

何か今までやってこなかったことをやってみるとか、趣味に時間をかけてみるとか、
そういうことができる人であればそれをやることでも同じ効果が得られると思うんですね。

ですが実際問題、新しいことをやってみるとか、趣味に時間をかけてみるとか、
良いよと言われてもすぐには始められないですよね?
それができる人はもともと心に重荷を背負いにくい性格だと思います。

それができないからこそみんな苦しんでいるわけですから。

ですが、走ることならなんとなく始められそうではありませんか?

ジャージと靴さえ買ってくればいつからでも始められます。

私はジムに通っていますが、ジムじゃなくても普通に外や公園を走ることができます。

その日の体調に合わせて距離や時間を選ぶこともできます。

走ることの何がいいかって、環境を変えるために手間がかからない、ということなんですね。
これ、実はすごく重要なことだと私は思っています。

あまり意味などを考えずに始められ、自分で好きなようにコントロールできる。
そしてその割に得られる効果が大きい。

だからこそ、何も思いつかないのであればとにかく走ってみるか!
というポップな感じで始められるんですよね。

まとめ

この本に出てくるようなひどい上司には私は出会ったことはありません。

ですが、私はPさんのような上司に会っただけでも自信を見失いかけました。
そして、異動によってまた自信を取り戻しつつあります。

Pさんに会うまでは私はけっこうな自信家でした。
その時の自分を思い出すことができそうな手ごたえを感じています。

人間は環境によってバカにも利口にもなれます。

今逃げられない敵が目の前にいるのであれば、
そしてそれで自信を失ったり、ましてや自らの命を断とうと思っているくらいなら、
敵前逃亡してしまっていいです。

自分に合った環境は必ずあると思いますし、
環境が変わればどんなに使えなかった自分でも頼りにされるようになります。

自分はダメなやつだと思わずに、相手の言動に反応ばかりせず、
自分から発信、行動してみてください。

小さな行動を始めるだけで、少しずつ状況が変わってきますから。